乾癬治療には大きく分けて下記の4つの治療法を行っていくのが一般的です。
- 外用薬
- 内服薬
- 光線療法
- 生物学的製剤
今回はこの中の③光線療法について経験をもとに話していきます。
光線療法とは
光線療法とはナローバンド等の医療機器で紫外線を体にあてて炎症を抑える治療法です。
ここでいう紫外線は普段外で太陽からでる紫外線とほぼ同じもので炎症を抑えるのに有用な一部の周波数をだすものになります。一般的には治療の効き目はあまり効果が実感できにくいとのことを良く聞きます。
光線療法を行ったきっかけ
私は外用薬(ステロイド)治療、内服薬(ネオーラル)で治療を行って症状を管理しておりましたが、長年の服用で効きにくくなってしまい生活するのに支障をきたすようになっておりました。妻と相談し入院していったんしっかり治そうと会社に1ヶ月お休みをもらって治療を行うこととしました。私は熊本に住んでいますが、入院治療を行う際「乾癬」に関して詳しい先生がいる病院にしたいと考えておりました。
その時、親から大分県立病院に乾癬治療に関して有名な先生がいると言っていたのを思い出し、通院している病院に紹介状を書いてもらい入院する段取りとなりました。
入院し先生と話していく中で、治療方針は
- 効かない内服薬を止める
- 光線治療を行う
とのことでした。
光線療法はあまり効かないと多くの病院で言われておりましたので、個人的にはこれでいいのか?と不安でしたが乾癬に詳しい先生を信頼して治療を行うこととしました。
効果のほどは?
入院での治療
入院当初の私の状態は以下のような状態でした。
- 全身に乾癬の炎症状態
- ステロイドの副作用で体温調節が効きにくくなっている。
私が入院中行っていたことは、
- 週2回の紫外線照射 全30分程度
- 毎晩の軟膏を塗る
上記を行うと1年程治まらなかった症状がみるみる治まっていき2週間程度たった際7割ほどよくなっていました。また、入院期間は1ヶ月程度だったのですが、退院する際は脚のすね部分は少し残っていましたが、その他の箇所はすべて炎症も消えた状態まで回復していました。紫外線療法にはあまり期待していなかったので驚きでした。
入院することで仕事のことを一旦忘れることができたのでストレスが無くなったのも大きかった気もしますが、もう治らないと思っていたものが治るんだと認識できたのは今後の乾癬との付き合い方を考えるうえでものすごく大切なものとなりました。
乾癬は完治できます。とは言えませんが、コントロールはできます!
まっすぐ行動すればきつい状態はいつまでも続きません。
これは経験上言い切れます。
乾癬に苦しんでいる方みんなで乗り切っていきましょう!
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