「影響の輪、関心の輪」ってご存じでしょうか?私は通勤中Youtubeで本を要約しているチャンネルを聞き流してた時に知り、なるほどな~と思わされた考え方だったので紹介します。
影響の輪、関心の輪とは?
スティーブン・R・コヴィー(※)の著書「7つの習慣」に記されている考え方です。
「人は皆それぞれ、様々な関心事を持っており健康、家族、仕事の問題、経済、世界の平和など。関心の輪を描くことで、関心を持っている事柄と関心を持っていない事柄とを分けることができる。そして、関心の輪の中に入っている事柄を見つめれば、実質的にコントロールできないものと、コントロールできるもの、あるいは大きく影響できるものがある、ということがすぐに分かる。後者の範囲は、もっと小さい輪、つまり影響の輪を描くことによって示すことができる。」
関心の輪
「関心の輪」とは、自分が関心がある領域において自身でコントロール出来ないこと。
- キャンプに行く予定なのに雨が降っていていけない
- 不況で受注量が減って手取りが減った
- 上司の機嫌が悪くあたりがきつい
影響の輪
「影響の輪」とは、「関心の輪」の中の領域において自身でコントロール出来ること。
- 健康のためにウォーキングを始める
- やるべき仕事を午前中までに片付けて午後からは次の仕事に着手しよう
その他
「影響の輪」や「関心の輪」の外側は無関心の領域
先ずは、影響の輪のことに注力すべき
影響の輪、関心の輪の個人的な捉え方としては、先ずは影響の輪の中に自身のリソースを注力すべきと考えます。関心の輪の領域のことに目を向けすぎると自身でコントロールできない為、イライラしたりストレス感じながら生活することとなるからです。
私が働いている会社では、不具合の削減を図るり収益性を上げようと上司より、多くのチェックする為の施策(不具合連絡表、なぜなぜチェック、DRBFM等)をやるよう指示を受けたことがあります。しかし、実質作業量が増えただけで(ただでさえ残業しないといけない状況だった)業務のスピード感が格段に落ち、納期の遅延、設計する時間が無くなりミスが増える等のことが起きました。
私は不具合の削減のためにやるべきなのは理解してますが、業務量が増えすぎて仕事が回らなくないので各レイヤーごとに役割の分担をお願いしたのですが、それをやれるようにならないと成長しないし収益性もあがらないとの一点張りで全く聞き入れてもらえずイライラすることと・・・。
上記では不具合削減を図る方法は上司にコントロールする権限があり、一般の私にはコントロール権限が無い状態でした。「関心の輪」の領域
私が注力すべきは「影響の輪」の領域である上司から実施するよう言われた不具合削減方法をこなせる方法を考える事でした。上司も自分が言った施策を忠実にやろうとしている人に対して悪い気はしないでしょう。コントロール可能な領域以外に比重を置くと全員がストレスをためてしまう結果となります。
最後に
今回は「影響の輪」や「関心の輪」について触れました。
まとめとして、
- 影響の輪に注力した方が良い
- 関心の輪に注力するとストレスを感じることが多い
- 影響の輪を広げていく努力をすることが自己の成長になる
みなさんも一度自身の状態を確認してみると生きやすくなるかもしれませんよ~^^
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