治療方法に関しては前回、乾癬の日本での治療法には大きく4タイプあることを説明しました。
- 外用薬
- 内服薬
- 光線療法
- 生物学的製剤
個人的見解でいくと重度、中度、軽度、個人の体質等、個々で向いている治療法があるように感じます。これは良く効くと聞いても自分には効果がなかったり、これは効きにくいときいていたがやってみるとすごい良く効いたり、主治医の先生と相談しながら何が効くのか試していくのが大切となります。
主治医の先生の言うことは基本正しいですが、言われたままで思考停止してしまっていてはダメです。この薬はこういう効果がある。副作用はこういう効果がある。等くらいはしっかり知識として持っておくことが大切です。私はそこを持っていなかった為、薬の副作用が出てしまった際かなり焦りました。知っていれはもう少しやりようもあったのですが。。。
治療法
さて、次は各々の治療法についてです。私は①~③までは経験しているので私の経験を踏まえて説明していきます。今回は外用薬についてです。
外用薬
いわゆる軟膏(塗り薬)ですね。私は最近までドボベットと言う軟膏を塗っておりました。現在は塗っておりません。今まで何種類もの軟膏を塗ってきましたが効果が一番あったのがドボベットでした。塗る、塗らないで次の日の状態がかなり違います。治療に使われる外用薬は体は軟膏タイプ、頭や顔等はローションタイプを使います。外用薬は塗った患部には良く効きます。
ドボベット等の軟膏はいわゆるステロイドを含んでいるものが多いです。ステロイドには当然副作用があります。私に起きた副作用は紅皮症(※1)、体温調節が効かなくなる、むくむといったものです。
※1紅皮症
紅皮症とは、全身の皮膚が潮紅(一様に赤くなる)、落屑(角質がぼろぼろむける)
かゆみをともなうことが多く、剥脱性皮膚炎(はくだつせいひふえん)ともいわれます。
これは全身が一日中かゆく気が狂いそうになりました。後に入院治療へと移行します。
体温調節が効かなくなる
皮膚が薄くなるのと関係があるのか、周りが半袖なのに一人だけものすごい寒気を感じ、ガタガタ震えておりました。
むくむ
足がむくんでしまい、仕事に行く際は革靴がはくことが出来ませんでした。むくんでいたのは期間としては1週間くらいですかね。普通の靴もはけなかったので結局クロックスで出社しました(笑)
この経験がありなんとか脱ステロイドをしなければと考えるようになりました。ステロイドは良く効きます。しかし、私のように重度の症状がでる人はかなり全身にステロイドをぬることとなるので副作用のリスクが高まります。薬を摂取していく際は副作用も注意しながら主治医の先生とコミュニケーションをとり治療を行うことが大切だと思います。
最後に
今回は外用薬について少し書かせていただきました。軟膏に含まれているステロイドは過剰に摂取し続けると上記のような副作用もあります。しかし、状態の改善にはかなりの効果があるのも実感していますので副作用に気をつけながら治療を続ける方が生活のクオリティーを上げる可能性があるため、いたしかたない部分もある気がします。
最近では泡スプレーによるドボベット軟膏もあるので塗りやすいです。そして良く効く気がします。
まだ、試されていない方は試してみてはいかがでしょうか。
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